PREDATOR IN DISGUISE』

 

オススメ度:68

 

NWOBHMの10周年に開かれたイベントが元で

再結成された『Playing Mantis』が1991年に発表した2nd。

GとBのTroy兄弟の他、元『IRON MAIDEN』の

Dennis Stratton(G/Vo)とBruce Bisland(Dr)が参加している。

 

1曲目「Can't See the Angels」からGの軽く乾いた音色に

少々不安になるが、2曲目以降にも1stで見られた”軽快さ”より

アメリカのチャート受けを狙ったかのような”キャッチーさ”が

前面に押し出された楽曲群が並ぶ。

個々の曲としては決して悪く無いのだが、ではこれらの楽曲が

ツインGや湿り気のあるコーラスワークに代表される

『Playing Mantis』の魅力を充分に発揮できているかと言えば

はっきり言って微妙な所である。

 

Troy兄弟が作曲した「Time Slipping Away」、「Battle Royal」等

彼ららしい叙情性の表出した楽曲も収録されている一方で

新境地と言うには少々ありきたりな『Playing Mantis』らしからぬ

楽曲も収録されており、全体の統一感はあまり無い。

 

10年ぶりの再結成で肩に力が入りすぎてしまったか、

バンド内の人間関係が固まっていなかったのだろうか。

良い曲も収録されているが、なんだか『Playing Mantis』の

アルバムと言うよりは、彼らと関係ないコンピレーションに

『Playing Mantis』の楽曲が数曲収録されているような

中途半端な印象を受けてしまう。