TO THE POWER OF TEN』

 

オススメ度:69

 

VoのColin Peelが俳優を目指す為に脱退し、

後任にUFO・MSG等で活躍したGary John Bardenを迎えて

1995年に発表された4th。

 

Gary John BardenのVoは決して悪くないのだが、

『Playing Mantis』が持つ軽快さとは幾分相性が悪い。

前作の延長線上にある「Don't be Afraid of the Dark」から

刻み込むタイプの重さを持つVoが微妙な違和感を孕み、

カバー曲「Ball of Confusion」で相性に関する疑念が確信に変わる。

 

もっとも、曲の出来自体は良く、彼ららしいドラマティックな

リフワークも随所で堪能する事が出来る。

重いGary John BardenのVoにしても

例えば「Welcome to my Hollywood」等、ハマれば前作並みの

感動を与えてはくれるのだが。

 

タイトル曲に代表されるブルージーな楽曲、3曲も収められた

カバー曲等、新境地を拓こうとして今ひとつ上手く行っていない部分や

アルバム全体としての統一感の希少さが

本作を前作ほど楽しめないものにしている要因であろう。