『BASINE』

 

オススメ度:83

 

ポーランドの『COLLAGE』が1989年に発表した1st。

 

メンバーはTomek Rozycki(Vo)、Przemek Zawadzki(B)、

Mirek Gil(G)、 Wojtek Szadkowski(Dr)、

Jacek Korzeniowski(Key)の5人で、中心人物として

ほとんどの収録曲を制作したのはDrのWojtekである。

 

もっとも、『COLLAGE』自体がDrのWojtekがMirekのGサウンドに

惚れ込んで結成された経緯があるため、DrよりもMirekのGプレイが

随所で前に出て魅力を発揮している。

彼の絵筆のように流麗なGプレイこそ、深みと広がりのあるKeyワークや

Voの一種独特の野趣と絡み合って、単なるシンフォとは一線を画する

力強い『COLLAGE』サウンドを作り出していると言えるだろう。

 

全体的な完成度には不満な点があるが、

華麗で力強いオープニング「Jeszcze jeden dzien」、

儚げなGサウンドが幽玄のシンフォニック世界へと誘う「Dalej dalej」、

サビのエキゾチックなポーランド語が”子守唄”に相応しい

ノスタルジーを感じさせる名曲「Kolysanka」と

個々の曲からは彼らが世界的なシンフォバンドに成長する前の

瑞々しい魅力が伝わってくる。