Neil

 

『覚醒への一撃』

 

門を開くと、そこは暗い森。

 

首輪を着けた裸の女が、

死体になった男を引き摺りながら

けだるげに森の奥へと進んでいきます。

彼女が望むものは

「アタラシイゴシュジンサマ」

 

かつての「ゴシュジンサマ」たちは

誰も彼女を

満足させる事が出来ませんでした。

 

限りなき、被虐。

限りなき、愛情。

限りなき、憎悪。

限りなき・・・・・。

 

森の主は森の一番暗い場所に

すでに老木となったその巨大な姿をさらしています。

彼女のかつての主たちの亡骸を

無造作にその腕にぶらさげて。

 

彼女の足取りが、次第に速くなっていきます・・。